はじめの賛歩の活動につながっているできごと、大切にしていること、考えたことなどなどを、思いつくままに綴っていきます。
2020年11月25日 |
「tolerant」と「respect」 |
あるシンポジウムでのこと。ヨーロッパのある学校での(小学生の)授業の1コマが、ビデオで紹介された。
その授業では、生徒がそれぞれの母国語を使い、ペアになった相手と話をする。どうやったら伝えたいことを伝えられるか、相手が伝えようとしていることを理解できるか試行錯誤。
大きな身振り手振りで表現してみたり
首を傾げたり
(えー?なに?お手上げ!といった感じで)苦笑し合ったり
こういうことかな、ああいうことかな、とでもいうように、目をくるくる動かしながら、自分が知っていることを総動員して想像を広げながら、やり取りしている姿が可愛かった。
その授業の終わりに、先生が生徒に語りかけていた。語りかけた内容は、(たぶん)「お互いに理解し合うのに大切なのは、tolerantとrespectだ」というようなことだったと思う。その中の「tolerant」と「respect」ということば(だけ)が、今でも記憶に残っている。
毎日の生活の中で、ことばがほとんどわからないどうしで話をする経験はほぼないのだけど、お互いにそれぞれが使い慣れていることばを使っていて、それぞれの世界でのイメージで話をしていて、伝えたいことが伝えきれず、話がかみ合っていないことに気づくことはある。そんな時、このビデオの授業光景と共に、tolerantとrespectの言葉が浮かんでくる。
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~ これまで綴ったこと ~
2020年10月25日 |
好みのポジション |
高校の頃、バレーボールをやっていた。
コートの外で応援していることが多かったのだけど、外で声を張り上げていて、自分もコート内でプレーをしているように感じて、気持ちが高ぶる瞬間があった。ボールをつないでつないで、粘って、そして決めてくれた瞬間。何が何でも相手に決めさせない思いがつながって、ボールをつなげて、ついにこちらが決めた瞬間。
レシーブ・トス・アタックで鮮やかに決まった瞬間も、一気に気持ちが盛り上がって好きだったけれど、6人が一つに見えるこちらの瞬間の方がより好きだったな。
時は変わって、ある時、(バレーボールに限らず)どんなポジションが好きかという話をしたことがある。体格的に向いているかとか、できるかとかは関係なく、「好きな」ポジション。私は、(バレーボールなら)レシーブのスペシャリストとでもいうのかな、そう応えた。ボールをつなげば、一転チャンスに変わる。守りの最終ライン?そして、受けたボールをセッターや他のプレイヤーにピタリとつなげる、そんなポジションがいいかなぁ。
(できるポジションではなく、「好きな」ポジション、ね。)
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2020年9月22日 |
ほんとにそう?? |
少しだけ、お茶を習っていたことがあります。お茶といえば、練り切りなどの甘い和菓子に抹茶、そんなイメージでいました。
ところが、ある日のお稽古にて。先生は、フルーツの入ったチョコレートを用意していてくださいました。
お茶のお稽古でチョコレート?!そういうのもありなんだ!
お稽古だからかな、とも思ったのですが。
先生のお祝い茶事を開いた時のこと。大先輩が選んだのは、和菓子の他、チョコレートとゼリー菓子。チョコレートを出すのって、お稽古だけではないんだ?!あー、お茶って、結構自由なんだなと、なんだか肩の力が抜けて急に楽しくなった記憶があります。
お茶のお稽古をきっかけに着始めた着物。小物なら新しいものを買えるかもと、あちこちのお店を見て歩いていた時のこと。ラベンダー色の帯揚げに出会い、素敵だなぁ、でもどんな色の着物だったら合うの?どんな場で使えるの?
その時お店の方に言われたこと。
「フォーマルな場でなければ、着る人が自由に合わせたらいいと思ってます。
だって、洋服だってそうでしょ。」
着物って細かなルールを守らないといけないと思い込んでいたけれど、確かに気楽に着る着物は自由にコーディネートして着ればいいのかも。
そういえば、おばあちゃんは、普段着物を着てたな。
そういえば、昔は普段着でもあったのだし。
何となく思い込んでしまっていること、勝手にイメージを作ってしまっていること、意外とある気がしています。
ほんとにそう??
時々呟いては、自分の世界が閉じていないか確認しています。
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2020年8月20日 |
意識して観てみたら |
「クリフトンストレングス・ファインダー」という強み分析テストを受けてみたことがあります。34の資質を、優れている(強みになる)順に並べてくれるというもの。
私の場合、上位5つはこんな感じでした。
1. 責任感(Responsibility)
2. 分析思考(Analytical)
3. アレンジ(Arranger)
4. 規律性(Discipline)
5. ポジティブ(Positivity)
結果を見ての初めの感想は「そうなの?」
むしろ、この先6~10番目に挙がったものの方が、「そうかもな」と納得いく感じでした。
それで、この結果について、詳しい友人に説明を加えてもらい、それをとっかかりに自分の行動を眺めてみました。
意識して観てみると…、「あ~、確かにこういう(上位5つのような)行動の傾向あるかも~」と、自分の事なのに、初めてわかったような、なんだかくすぐったい気分に。
得意なことは、実は意識せずにやれてしまっていることなのかも?だから、意識して観ないと、ピンとこなかったのかもしれません。
自分のこと、ご家族のこと、職場の文化、地域や会社の優れている点、当たり前になってしまっているものほど、意識して観ないと気づかないこともあるのかもなぁと思ったりしています。
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2020年7月17日 |
まず受けとめる |
コーチングやワークショップの場では、「茶和」というニックネームで呼んでいただいています。年齢などを気にせずにお話できるように、「お茶でもいっぱい飲むような気楽な気持ちで来ていただき、和やかにお話しする時間にしたい」という気持ちを込めて、コーチングを学び始めた時に決めた呼び名です。
クライアントさんとお話する多くの時間は、こんな雰囲気で進んでいると思うのですが、とーきどき、急に語気が荒くなったりや表情がくもったり、鋭いことばをいただいたり、内心どきっとすることがあります。
初めのうちは、クライアントさんへのまとめの問いかけメールを書きながら、
何かご不満だったかな…
何かお話しにくい状況にしてしまったかな…
どうしたらいいのかな…
と、頭の中が止まらない反省のループ。
そして、段々と、あぁこの瞬間こそが大切なんだと思うようになりました。
クライアントさんの大切にしている何かに触れたんだ、だからこちらがあれっと思うような変化が見えたのだ、本音の部分を見せて下さったのだと。
ワークショップでお願いしているルールの一つが「まず受けとめる」というものです。
他の方のお話を聞いていて、「んっ?!」と思う瞬間、直ぐに何かを言いたくなる瞬間があったら、それは、あなたにとって気になっていること、こだわりのあること、大切にしている何かに触れられたということ。大切にしている何かに気づく貴重な機会になるかもということ。
そんなわけで、ご自身のその反応や感触を、まずは受けとめてください、(そして、できたら他の方のお話したその内容も、こういうことを言っているんだなと受け止めてください、)とお願いしています。
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2020年6月20日 |
目的を見失わないように |
これまた若かりし頃の入社時の研修でのこと。役員のS氏はおっしゃった。
「批評家にはならないで欲しい。」
物事を見聞きし、調べて、検討して、批評するだけでは困る。
それならどうしたらよいのか、
どうしたらより良く変えられるのか、
具体的に何をどう変えるのか、
それは現実的なのか、
考えて欲しい、提案して欲しい、そんな意味だったと思う。
この意味そして難しさは、仕事を進めるにつれて、徐々に徐々に私に響いてきた。新しいこと(方法)を考え、検討し、現実的な提案をすることの難しさ。それに比べると、何か意見・資料・分析があって、それについて批評することのやりやすさ。ついそこに留まってしまいがちになる自分の弱さ。
時が経って、このときのメッセージを、こんな風に捉えるようになった。
「目的を見失わないように。」
よりよい状況に変えようと思ったら、物事を前に進めようと思ったら、事(方法)の良し悪しを言っているだけではうまくいかない。
良し悪しをいう(自分の意見を主張する)ことが目的になってしまっては、
(よりよい状況に変えるという)本当の目的から外れてしまうかもしれない。
目的は何か、一番大切なことは何か、確認しつつ進む努力をしています。
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2020年6月3日 |
聴いてもらうこと |
調子を崩して、いくつめかの職場を退職した。しばらくは何も考えられず、ただただ体を休めた。ようやく何かできるかなぁとぼんやり考え始めたものの、また今度も…と思うと、なかなか動き出せなかった。
うーーん、このままでは…(汗)
Sさんならこんな状態でも相談に乗ってくれるかもと、かつての上司に連絡した。
相談のお願いに快く応じて下さったSさん。前回お会いした時からの状況のアップデート、これまでとこれからに向けてのもやもや・愚痴、えんえんと続くまとまりのない話をひたすらひたすら聴いてくださった。
何も意見を挟まずに
いつも通りのおだやかな表情で
ただただ聴いてくださった。
そして、一通りお話してふっと一呼吸置いた私にSさんはたずねた。
「今までのことは(もう気にしなくて)いいからさ、
どんなことしたいんだろう?」
この一言は響いた。見る先が、過去から未来へと一気に方向転換された。ぼんやりしていたのが、目が覚めたという感じとでもいうのか、ぱっと思考が変わり、気分も考えも前向きになった。
そして、この変化に驚きながら、これからについて話している自分がいた。
新しい歩みが始まった。
この瞬間のことをよく思い出す。私の話を受け止めて下さった上でのこの一言。
ただ話を聴いてもらうこと、話を聴くこと、その上での投げかけ、こんなにも力になるんだなぁ。
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2020年5月20日 |
まとまりとしての力 |
10代の時、あるグループのまとめ役になったけれど、どうにもうまくいかなかった。まとめようと頑張るほど空回り、メンバーが遠くなっていく感じ。どうやってメンバーをまとめていくかというのは、その頃から今まで、宿題としてずっと抱えている気がします。
だから、出会うリーダーの振る舞いには意識がいってしまうし、これまでたくさんのことを学ばせてもらいました。
ある会の準備に取り組んでいた時のこと。
準備が進むにつれて、チームの内外に誤解が生まれた。直接やりとりをしていた(同じチームの)メンバーのメールからは、気持ちのやり場に困っている様子が伺えた。
そのメールへの、あるメンバーの返信。
「私のせいにしていいよ。」
矢面に立つ、その言葉がぱっと浮かんだ。あー、彼女は変わらないな、と思った。
どんなリーダーについていきたいと思うか、人それぞれだと思うけれど、「矢面に立てる人」というのは、私にとっては大切な要素の一つになっています。
10代からの宿題…たぶん、これからも、どうやってメンバーをまとめていくのか、それぞれの持っているものを活かして、大きなまとまりとしての力にしていくのか、問い続けていく気がしています。
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2020年5月13日 |
連絡はメールで、相談は口頭で |
ある職場での初日。上司に言われたこと。「連絡はメールで、相談は口頭で。」
「今日休む、とか、メールでいいから。」そう言われて…たぶん少し間があった。(ちなみに今から20年近く前の話。)
えっ、休みの連絡、メールでいいの???
休むってことがわかれば十分だし、調子が悪い時に、わざわざ時間を見計らって電話をする必要はないという。
でも、例えば、業務についての相談などは、必ず口頭で。メールだと、誤解を生む(かもしれない)から、そうなるとややこしいからと、これは念を押された。
コミュニケーションを取るのに苦手意識を持っていた私は、いろんな人のやり方を見ては、参考にさせてもらってきた。この「メールする(文字で伝える)」と「話す」のライン引きもその一つ。
そういえば、この後に出会った同僚も、メール・電話・ビデオ会議・会っての話、を上手に選んでいたなぁ。
特に、思いや考えを理解してもらいたいときは、どんなに忙しくても、時間を作って話をしていたことなどなど、書きながら思い出しました。
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2020年4月21日 |
相手の言葉で話をする |
仕事で海外とメールでやりとしていた時のこと。
新しいことに取り組んでいたので、お互いに対応を模索しながらのやりとりだった。(しかも英語…。(泣))
今日こちらからのお尋ねメールを出すと、その返事を見るのは時差の関係で翌日。
翌朝、今日こそはと期待を込めて、届いた返事を開けると…、「あ…そこじゃないー。」「そう、伝わったか…。」と、同僚と悲鳴を上げ、どう伝えるかを考える日々。「今日も進められなかったね…。」そして期限だけが遠慮なく近づいてきた。
ある日、職場の先輩がアドバイスをくれた。
「相手が使っている言葉を使って伝えると、わかってもらいやすいよ。」
そういうものかと思いつつ、改めて相手のメールを読み直した。
相手の使っている言葉を使ってメールをする…。言葉の和訳ではなく、どんな意味合いで使っているかを考えないと、自分ではその言葉を使いこなせない。そんなわけで、伝えたいことをどう伝えるかよりも、相手がどう理解しているかを考えることが先になった。
そして、相手の言葉を使いながら、説明を加えてメールすることを重ねていくうち、翌朝のがっかりとため息が減っていったのだった。
相手の言葉で話をする、相手がイメージしていること理解していることを理解しようと想像して、それに合わせて伝えたいことを伝える。
なんだかうまく伝わらない、そんな時は、今もこのことを意識しています。
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2020年4月7日 |
Best better |
あれは何の時だったか、大学の研究会の先輩がつぶやいた。
「Best betterっていうのがいいと思うんだよね。」
ベストベター?
一番いいと考える方法だけを追うと、うまくいかないことがある。例えば、反対の考えの人と話すと、ベストとベストがぶつかって先に進まなくなる。
だから、ベターなこと(方法)からベストを探す(探し合う)方が前に進むと思う、そんな話だった。(たぶん。)
Best betterって、なんかおもしろい言い方だな程度に聞いていた気がするのですが、かなり時を経た今でも覚えているということは、私の何かに引っかかったのでしょう。
「本当にやりたいこと(叶えたいこと)はどんなことか?」
そこに向かって進む時、ベストだと考えていること(方法)だけがベストではないんだろうなと思っています。
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2020年3月21日 |
ほんのわずかでもプラスになるものを |
英語を海外の方から習った経験から私が得たものは多い。「良味トーク会の原点」に書いたことがその一つ。そして、英語でレポートを書くことを目指すクラスに参加していた時のこともその一つ。
そのクラスでは、先生が出したテーマやそれぞれが選んだテーマについて、レポートを書いてアドバイスをもらい書き直すことを繰り返した。
もうはっきりは覚えていないけれど、その時のテーマは確か貿易についてだったと思う。
そのレポートの結論部分で、○○すると良いのは、~といった「問題がなくなるから」という書き方を私はしていた。そして、そのレポートを読んだ先生のアドバイスは、「positiveなことはどう?」だった(と思う)。
ちょっと考えて、半ばいい加減に、「果物が安くなる」「そしたら好きな果物を今よりもっと食べられる(からハッピーだ)!」というようなことを笑いまじりに言った。そうしたら、「それだ!すばらしい、それを書きなさい!」と。
は~?こんな個人の好みのようなことでいいの?と、不思議な思いだった。
この時先生が言ったpositiveということばは、その後も私の中に居座っている。
(レポートの中身はさておき、)今ある問題がなくなる=マイナスを0にするという発想だけではなく、(今はない、見えない)こんな良いことがあるというように、新しい発想を探したり提案したり、ほんのわずかでもプラスになるものを創り出したり、そちらがより大切という受け止め方で今に至っている。
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2020年3月10日 |
安心して居ていい場所 |
以前、少しだけお茶を習っていました。そのお茶のお稽古での話。
先生は、「今日のお稽古どうしようかしら?」というお弟子さんに、よく「(お稽古はいいから)お茶を飲みにいらっしゃいよ。」とおっしゃっていました。
そして、本当に、「今日は(疲れているから)お茶をいただくだけで」というお弟子さんもいらっしゃいました。「お茶だけいただこうと、思い切って出かけてきました。」という方もいらっしゃいました。
お稽古を始めて日が浅かった私には、先生のところにお茶を飲みに行く(だけ)??と、なんだかよくわかりませんでした。
でも、そうやって、時を経て、元気を取り戻していき、お稽古に戻ってこられる方もいらっしゃいました。
その頃から歳を重ねてみて、自分が安心して居ていい場所、受け入れられる場があって、そこに行く、居る、一息つけるということが、何かの力につながったのではと思い始めました。
私が開いている良味トーク会。そのイメージは、先生のお稽古にあります。
「自分が安心して居ていい場所、そのままで受け入れられる時間」というのは、何かじんわり力になれるのではないかと。
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2020年2月26日 |
見えないところが大切 |
ごつごつした三角に一本線が引かれた…これ何を描いていると思いますか?
社会に出たての頃に受けた研修の時の話。
その講師は、ホワイトボートに向かって、ごつごつした(適当な)三角っぽい形を書いた後、一本線を引いた。そして尋ねた。
「これは何でしょう?」
(???)
「これはアイスバーグ、つまり氷山です。」
(???)
そのころ私は、気になる話題課題について調べ、よりよいと思われる方法があれば提案し、それらをわかりやすくまとめて書くという仕事をしていた。
その講師が続けて話したこと。
「氷山の大部分は水面より下にあって見えない。
同じように、
書くものには、その裏に、たくさんのデータや資料が必要だ。」
(といった内容だったと思う。)
なるほど、それであの氷山の絵(?)だったのか…。
その後、他の仕事にも就いたけれど、私の性格も相まって、ある程度の情報を集めないと結論を出せない傾向は、今でも引きずっています。
この「氷山パワー」、結構強力で、今でも時々あの時の何とも言えない数秒を思い出します。
ご相談に乗る今の仕事を始めてからは、あの氷山の絵は、こんな風に見えるようになりました。
その人の見える部分はほんの一部。
だから、
その奥に隠れている思い、考え方、これまでの来し方…に目を向けて、
大切に受け取らなくては…と。
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2020年2月17日 |
今、一番大切なこと、を、考える |
決まりはただ守るためにあるのではなくて、今一番大切なことを自分で考えて行動しなくてはいけないと教えてくれた先生の話。
中学時代のある冬の日、久しぶりの大雪になった。
雪のせいで、電車は遅れ気味。(ぎりぎりの)いつもより更に遅れて学校の最寄り駅に着いた。このままだと遅刻…ということで、水気を含んでシャーベット状になった雪をバシャバシャ跳ね上げながら、走って学校に向かいました。
滑り込みセーフというタイミングで教室に入ったところに、1限目の国語の先生が登場。教室を見回し、ざわざわがおさまるのを待って、私たちに問いかけた。
「こういう日に一番大切なことは何だと思いますか?」
「こういう日に一番大切なことは、
怪我をしないよう、事故に合わないよう、
足元に注意して(ゆっくり)学校に向かうことです。」
そして、こういう日に、一番してはいけないのは、始業時間に間に合わそうと走ることだと(汗)。
雪でいつもより通学に時間がかかることを考えて、早めに起きて早めに家を出なさいと叱られるとばかり思っていた私、決まりを守るバカ真面目な子だった当時の私は、「始業時間という決まりよりも大切なことがあるでしょう」「一番大切なのは、「安全」「体」「命」でしょう」という先生のことばに、軽いショックを受け、そして温かい気持ちになりました。
決まりを守るのも大切なことだと思っています。でも、(当時の私のように)ただ守るものと思っていると、一番大切なことを考え忘れてしまうかもしれません。その時の状況などによって、「今、一番大切にすることを、自分で考えること」を忘れないようにしたいと思っています。
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2020年2月10日 |
あなた無くしてはこのプロジェクトは成功しない! |
「あなた無くしてはこのプロジェクトは成功しない」なんて、一度くらい言われてみたいかも。(笑)
ある職場でのこと。あるプロジェクトの事務的なサポートをするチームにいたのですが…トラブル続き。その原因は、どうやらそのプロジェクトのリーダーにあるよう。不満も膨れ上がり、このままでは他の仕事に支障が出ると、チームのメンバーで上司に現状を訴えました。
一通り話を聞いた後、上司が言い切った一言は。
「このプロジェクトのリーダーは他の人には務まらない。
Aさん無くしては、このプロジェクトは成功しない。」
一瞬間をおいて、上司は続けました。「トラブルについては、Aさんによく話をしておくし、(トラブルがなくなるよう)サポートする人をつける。」
以前の職場で、できないことばかりを指摘されて小さくなっていた同僚を見ていて、この同僚にしかできないこともあるのにと煮え切らない思いがあったので、この上司の言葉を聞いたとき、驚きつつも晴れ晴れとした気持ちになったことを今でもよく覚えています。ちなみに、その後、トラブルもほとんどなくなりました。
優れた点に目を向ける、そして解決方法を探す。いつも頭の片隅に置いています。
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