茶和’s Tearoom


はじめの賛歩の活動につながっているできごと、大切にしていること、考えたことなどなどを、思いつくままに綴っていきます。

2020年3月21日
ほんのわずかでもプラスになるものを
 英語を海外の方から習った経験から私が得たものは多い。「良味トーク会の原点」に書いたことがその一つ。そして、英語でレポートを書くことを目指すクラスに参加していた時のこともその一つ。

 そのクラスでは、先生が出したテーマやそれぞれが選んだテーマについて、レポートを書いてアドバイスをもらい書き直すことを繰り返した。
 もうはっきりは覚えていないけれど、その時のテーマは確か貿易についてだったと思う。 そのレポートの結論部分で、○○すると良いのは、~といった「問題がなくなる・・・・から」という書き方を私はしていた。そして、そのレポートを読んだ先生のアドバイスは、「positiveなことはどう?」だった(と思う)。

 ちょっと考えて、半ばいい加減に、「果物が安くなる」「そしたら好きな果物を今よりもっと食べられる(からハッピーだ)!」というようなことを笑いまじりに言った。そうしたら、「それだ!すばらしい、それを書きなさい!」と。 は~?こんな個人の好みのようなことでいいの?と、不思議な思いだった。


 この時先生が言ったpositiveということばは、その後も私の中に居座っている。 (レポートの中身はさておき、)今ある問題がなくなる=マイナスを0にするという発想だけではなく、(今はない、見えない)こんな良いことがあるというように、新しい発想を探したり提案したり、ほんのわずかでもプラスになるものを創り出したり、そちらがより大切という受け止め方で今に至っている。

~ これまで綴ったこと ~

2020年  2月10日 「あなた無くしてはこのプロジェクトは成功しない!」
2020年  2月17日 「今、一番大切なこと、を、考える」
2020年  2月26日 「見えないところが大切」
2020年  3月10日 「安心して居ていい場所」
2020年  3月21日 「ほんのわずかでもプラスになるものを」

2020年3月10日
安心して居ていい場所
   以前、少しだけお茶を習っていました。そのお茶のお稽古での話。

 先生は、「今日のお稽古どうしようかしら?」というお弟子さんに、よく「(お稽古はいいから)お茶を飲みにいらっしゃいよ。」とおっしゃっていました。
 そして、本当に、「今日は(疲れているから)お茶をいただくだけで」というお弟子さんもいらっしゃいました。「お茶だけいただこうと、思い切って出かけてきました。」という方もいらっしゃいました。

 お稽古を始めて日が浅かった私には、先生のところにお茶を飲みに行く(だけ)??と、なんだかよくわかりませんでした。
 でも、そうやって、時を経て、元気を取り戻していき、お稽古に戻ってこられる方もいらっしゃいました。


 その頃から歳を重ねてみて、自分が安心して居ていい場所、受け入れられる場があって、そこに行く、居る、一息つけるということが、何かの力につながったのではと思い始めました。
 私が開いている良味トーク会。そのイメージは、先生のお稽古にあります。
 「自分が安心して居ていい場所、そのままで受け入れられる時間」というのは、何かじんわり力になれるのではないかと。
2020年2月26日
見えないところが大切
 ごつごつした三角に一本線が引かれた…これ何を描いていると思いますか?

 社会に出たての頃に受けた研修の時の話。
 その講師は、ホワイトボートに向かって、ごつごつした(適当な)三角っぽい形を書いた後、一本線を引いた。そして尋ねた。
   「これは何でしょう?」
      (???)
   「これはアイスバーグ、つまり氷山です。」
      (???)

 そのころ私は、気になる話題課題について調べ、よりよいと思われる方法があれば提案し、それらをわかりやすくまとめて書くという仕事をしていた。
 その講師が続けて話したこと。
   「氷山の大部分は水面より下にあって見えない。
    同じように、
    書くものには、その裏に、たくさんのデータや資料が必要だ。」
    (といった内容だったと思う。)

 なるほど、それであの氷山の絵(?)だったのか…。
 その後、他の仕事にも就いたけれど、私の性格も相まって、ある程度の情報を集めないと結論を出せない傾向は、今でも引きずっています。


 この「氷山パワー」、結構強力で、今でも時々あの時の何とも言えない数秒を思い出します。
 ご相談に乗る今の仕事を始めてからは、あの氷山の絵は、こんな風に見えるようになりました。
    その人の見える部分はほんの一部。
    だから、
    その奥に隠れている思い、考え方、これまでの来し方…に目を向けて、
    大切に受け取らなくては
…と。
2020年2月17日
今、一番大切なこと、を、考える
 決まりはただ守るためにあるのではなくて、今一番大切なことを自分で考えて行動しなくてはいけないと教えてくれた先生の話。

 中学時代のある冬の日、久しぶりの大雪になった。
 雪のせいで、電車は遅れ気味。(ぎりぎりの)いつもより更に遅れて学校の最寄り駅に着いた。このままだと遅刻…ということで、水気を含んでシャーベット状になった雪をバシャバシャ跳ね上げながら、走って学校に向かいました。
 滑り込みセーフというタイミングで教室に入ったところに、1限目の国語の先生が登場。教室を見回し、ざわざわがおさまるのを待って、私たちに問いかけた。
   「こういう日に一番大切なことは何だと思いますか?
   「こういう日に一番大切なことは、
       怪我をしないよう、事故に合わないよう、
       足元に注意して(ゆっくり)学校に向かうことです。」
 そして、こういう日に、一番してはいけないのは、始業時間に間に合わそうと走ることだと(汗)。


 雪でいつもより通学に時間がかかることを考えて、早めに起きて早めに家を出なさいと叱られるとばかり思っていた私、決まりを守るバカ真面目な子だった当時の私は、「始業時間という決まりよりも大切なことがあるでしょう」「一番大切なのは、「安全」「体」「命」でしょう」という先生のことばに、軽いショックを受け、そして温かい気持ちになりました。

 決まりを守るのも大切なことだと思っています。でも、(当時の私のように)ただ守るものと思っていると、一番大切なことを考え忘れてしまうかもしれません。その時の状況などによって、「今、一番大切にすることを、自分で考えること」を忘れないようにしたいと思っています。
2020年2月10日
あなた無くしてはこのプロジェクトは成功しない!
 「あなた無くしてはこのプロジェクトは成功しない」なんて、一度くらい言われてみたいかも。(笑)

 ある職場でのこと。あるプロジェクトの事務的なサポートをするチームにいたのですが…トラブル続き。その原因は、どうやらそのプロジェクトのリーダーにあるよう。不満も膨れ上がり、このままでは他の仕事に支障が出ると、チームのメンバーで上司に現状を訴えました。
 一通り話を聞いた後、上司が言い切った一言は。
   「このプロジェクトのリーダーは他の人には務まらない。
       Aさん無くしては、このプロジェクトは成功しない。

一瞬間をおいて、上司は続けました。「トラブルについては、Aさんによく話をしておくし、(トラブルがなくなるよう)サポートする人をつける。」


 以前の職場で、できないことばかりを指摘されて小さくなっていた同僚を見ていて、この同僚にしかできないこともあるのにと煮え切らない思いがあったので、この上司の言葉を聞いたとき、驚きつつも晴れ晴れとした気持ちになったことを今でもよく覚えています。ちなみに、その後、トラブルもほとんどなくなりました。

 優れた点に目を向ける、そして解決方法を探す。いつも頭の片隅に置いています。