12月3日(日)、「短歌を良味トーク会」を開催しました。
歌人の春野りりんさんとの共催です。
当日は、春野さんの歌集『ここからが空』より3首の歌をご紹介し、そのうち2首を五感を使ってじっくり読み解いていきました。
この日の会場での開催は、10月1日に続いての2回目。前回ご参加くださった多くの方がリピート参加してくださり、嬉しい反面、新たにお楽しみいただくにはどうしたらいいか、頭を悩ませました。
ご参加の方々には、気楽にお話しいただき、また笑いも引き出していただき、なんとみなさまに場の楽しさを作っていただけたという、有り難い時間になりました。
協働ありがとうございました!
昨日、読み解いた歌の一つがこちら。
日の没りてなほもボールをパスしあふ子らの頭上に月まるく出づ
(春野りりん『ここからが空』より)
作品はどのような情景を映しているのか、それを想像し鑑賞するのも楽しみ。
短歌を良味トーク会では、ずっとずっとゆる~く広く想像していただき、それをみなさんで共有していただきます。
例えば、
・夕焼けのこんな風景を思い出しました~
・これは海外のこんな地域のこととも考えられるわ~
・そういえば、最近、遅くまで遊んでいる子は見ないなぁ~
などなど
一人では出会えない想像を受けて、ちょっぴり頭と心のストレッチをしていただけていれば嬉しいです。
貴重な機会を作ってくださった知人、参加のお声がけや、受付、セッティングなど、お手伝いくださった方々、ありがとうございました。
横浜市のこの会場で、10月・12月と、まずは2回の開催をご案内しました。
この会場で、今後どのように開催していくかにつきましては、まだ検討中です。
どんな時間をお楽しみいただくのか、ただいま春野さんと検討を進めています。
今年の短歌を良味トーク会は、今回で終了となります。
今年は、短歌を良味トーク会の今後の発展について、たくさんのアドバイスをいただき、応援をいただいた一年になりました。
理解していただけて、胸がいっぱいになったこともしばしば。
来年も、一歩一歩進んでいきたいと思っています。
ご参加お待ちしています。
【開催協力】
ム・ウ21あざみ野
【ご参考】
歌集『ここからが空』(春野りりん著、本阿弥書店 、2015年7月)