コラム「ほんとにそう??」

2020年9月22日


少しだけ、お茶を習っていたことがあります。
お茶といえば、練り切りなどの甘い和菓子に抹茶、そんなイメージでいました。
ところが、ある日のお稽古にて。
先生は、フルーツの入ったチョコレートを用意していてくださいました。

お茶のお稽古でチョコレート?!そういうのもありなんだ!

お稽古だからかな、とも思ったのですが。

先生のお祝い茶事を開いた時のこと。
大先輩が選んだのは、和菓子の他、チョコレートとゼリー菓子。
チョコレートを出すのって、お稽古だけではないんだ?!
あー、お茶って、結構自由なんだなと、
なんだか肩の力が抜けて急に楽しくなった記憶があります。

お茶のお稽古をきっかけに着始めた着物。
小物なら新しいものを買えるかもと、あちこちのお店を見て歩いていた時のこと。
ラベンダー色の帯揚げに出会い、素敵だなぁ、でもどんな色の着物だったら合うの?どんな場で使えるの?
その時お店の方に言われたこと。

「フォーマルな場でなければ、着る人が自由に合わせたらいいと思ってます。
 だって、洋服だってそうでしょ。」

着物って細かなルールを守らないといけないと思い込んでいたけれど、確かに気楽に着る着物は自由にコーディネートして着ればいいのかも。

そういえば、おばあちゃんは、普段着物を着てたな。
そういえば、昔は普段着でもあったのだし。

何となく思い込んでしまっていること勝手にイメージを作ってしまっていること、意外とある気がしています。

ほんとにそう?? 時々呟いては、自分の世界が閉じていないか確認しています。

 

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