6月19日に、「短歌を良味トーク会」の第2回を開きました。
 第1回目に引き続き、歌人の春野りりんさんとの共催です。
 参加者のみなさまの自由な発想と活発なトークのお蔭で、楽しく豊かな時間になりました。ありがとうございました。
前半では、
 歌集『ここからが空』から選んだ短歌7首を、読み解いていきました。
 参加者の方々の想像力、限りないですね!
そして、不思議。。。
 会の準備のために、何度も何度も目にした歌たち。
 ・口に出して音を感じてみると
 ・目をつぶって作者の声の響きを聴いてみると
 ・他の人の想像した世界を聞いてみると
 歌に織り込まれた気持ちや情景や、
 歌から想像(創造)される世界が、私の中でも
 どんどんどんどん広がっていきました。
何気なく使っている、ひらがな・かたかな・漢字。
 例えば、ひらがなで書いたものを読むと、漢字を読むときよりも読むスピードがゆっくりになるとのこと。
 普段何気なく使っている文字も、どれを使うかによって、受ける感じが違うことも体感し、興味深かったです。

そして、後半では、
 3首の歌の一部を隠し、参加者それぞれの歌を完成させるとしたら、どのようなことばを入れるかを考えてみました。
自分でことばを探して入れるというのはなかなかの難題!
 みなさん、真剣に果敢に、創作・推理して下さいました。
 空欄以外のどのような情報からヒントを得て入れることばを探していくか、その方法もそれぞれ。
 その推理?!をお聞きするのもこれまた楽しく。
 一同の笑いを誘う、唸らせる力作も登場しました!
参加者のみなさんそれぞれの捉え方・感じ方に
 触れることができた時間、
 私一人では到底想像しきれない世界に触れられて、
 自分の世界も広がっていくようで、
 進行役の私も、楽しませていただきました。
次回はどのような企画にしましょうか。
次回はどなたがご一緒して下さるのでしょうか。
 今からわくわくです。
 想像で遊ぶ時間に、どうぞおいでください。
【ご参考】
 歌集『ここからが空』(春野りりん著、本阿弥書店 、2015年7月)
【当日用意した小菓子】
 青苔(写真、製:鶴屋吉信)
 三味胴(製:松崎煎餅)
 少し前に頂戴した青竹の茶筅を湿らせ、お菓子(青苔)と共に飾ってみました。
梅雨で雨が多い(だろう)この時期。
 (蒸し暑くて、私にとっては嫌な季節なのですが、)
 雨の恵みを得て輝いているものも身近にある。
 そんなイメージも(私自身)持ちたいなぁ、
 それが伝わっていたら嬉しいなぁ、そんな思いで。